歯科に障害児をどう通わせるか
わが子(8歳)は、生まれてから1年して「自閉症」と診断されました。
小さい時からこれ以上なく育てにくかった息子。
自閉症と診断された時は、ショックよりも「自分の育て方のせいではないんだ」という気持ちになりました。
さて、そんな息子ですが、とにかく大変だったのが歯科につれていく事です。
ただでさえ病院嫌いな息子ですが、歯科にいくのは暴れるほど嫌がりました。
歯科が好きな子供なんてそうそういないと思いますが、
それでもうちの子供の抵抗はすさまじく、「診てもらうのが申し訳ない」と思うほど。
でも、こういう子供だからこそ虫歯になったら困るわけで・・・。
せめて、虫歯予防のシーラントだけでもと思い、歯科を探しました。
そんな中で、うちの息子を「診ましょう」と言ってくれた歯科がありました。
その歯科では、怖がりな息子に「この器具からはお水が出るよ」「これは光るよ」など、
機材の説明からはじめてくれたのです。
最初の数回はそれだけでしたが、
その後は「ちょっとお口あけてみようか?」
「ちょっと塗ってみようか」と少しずつ治療を進めてくれました。
そのスモールステップが、息子にとっては良かったみたいです。
今では、シーラントには通うことができる様になりました。
障害児を持つお子さんだと、歯科の問題は非常に大きいものと聞きます。
でも、こういう工夫をしてくれる歯科だと、
障害を持っているお子さんでも安心して通えるのではないでしょうか。